読書の切れ端

最近、出版された「ロボット、教養、正しさ、数学、進化論、経済予測・思想」について気になった本の概要紹介

投稿日:2015年12月30日 更新日:

本屋にてブラブラとしていたら面白そうな本がたくさんありました。
ピックアップした本の簡単な紹介をしたいと思います。
けっこーバラエティーに富んだ本になったので、ここら辺を知ってるとちょっと物知りっぽくアピールできるかも??

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【アンドロイドは人間になれるか】

アンドロイドは人間になれるか (文春新書)

アンドロイドは人間になれるか (文春新書)

まず、こちら。

CNNで「世界を変える8人の天才」にも選ばれた「石黒 浩」さんの最新アンドロイド本です。
石黒さんはロボット研究者として、「ロボット」を作りながら「人間とはなんなのか?」ということを探ろうとしている方です。

生きるってなんやろか?

生きるってなんやろか?

こちらの本を読んで石黒さんを知ったのですが、これが本当にすごいんですよね。

読んでいて、いったい「ロボットと人間は何が違うんだろう?」と思わず考えてしまいました。
これが発売したのは2011年3月11日。
うわー、今調べて知ったのですがちょうどあの震災があった時に出た本なんですね…
実はこの本、開発経済を専門とする教授に勧められたのですが、哲学を堅苦しい、難解な言葉などを使うものと思う人は読んでみるとけっこー価値観が変わるかもしれません。
石黒さんと大阪大学の学長にもなった鷲田清一さんの対談本で、読みやすくてこちらもおすすめです。

【人生を面白くする本物の教養】

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

お次はこちら。僕のテーマである「教養」「面白い」という言葉が二つ入っていて気になりました。

教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。

だそうです。
そうなんですよねー結局、自分で考えないといけないんですよねー。
ビジネスマンが書いたらしいので、また求めているものとは違うかもしれないのですが気になりました。

【あざむかれる知性】

あざむかれる知性: 本や論文はどこまで正しいか (ちくま新書)

あざむかれる知性: 本や論文はどこまで正しいか (ちくま新書)

そしてこちらは「常識」や果ては「論文」までいかにそれらがあやふやなものかということを説明しているものです。

「常識」はまだ分かると思うんですが、「論文」もその範囲に入れているのが、いいですよね。
これから論文を書くという人、推薦で受かって暇な高校生など読んでみるといいかもしれません。
最近、反知性主義に対抗する本もたくさん見かけますが、こういった「そもそも」のところで「正しい」ってどういうことだろうと考えることができるものの方がいいような気がします。
僕が現在、論文で書こうとしている「批判的談話分析」というのもこういった「正しさ」の問題にぶち当たります。

「正しさ」への問い―批判的社会言語学の試み

「正しさ」への問い―批判的社会言語学の試み

こんな本があるくらいです。笑

何をもって「批判」するのかといったことが曖昧で学問的ではないと言われているんですよね~それを乗り越えるのは一筋縄ではいきそうにありません…

【知の不確実性「史的社会科学」への誘い】

知の不確実性 〔「史的社会科学」への誘い〕

知の不確実性 〔「史的社会科学」への誘い〕

こちらはウォーラ-ステインの著作。学術書なんでちょっと固いし難しいです。

ウォーラーステインは「世界システム論」を提唱した人です。
この理論は国際関係論ではよく例として取り上げられます。
簡単に言うと、世界はすべてシステム的に成り立っていてそれを歴史的・社会的に説明できれば、現在起こっているいろんな問題が解決できるとしたものです。
ですがこれには批判もあって、彼の理論は西洋を中心的なものとして捉えている傾向が強いと言われています。
先ほど書いた僕の研究方法である「批判的談話分析」も社会・歴史的な要素が必要だとされています。
そこでウォーラーステインが「社会科学」をどう論じているのか気になりました。

【心はすべて数学である】

心はすべて数学である

心はすべて数学である

数学も突き詰めれば「哲学」にたどり着くというのはご存知でしょうか?

ゲーデルの不完全性定理というものがあって、その理論では「数学で自然数を証明することはできない」というものです。
えっ、えええええええええええええっっっ!!
と思ってしまうのですが、いまだにこの理論は崩されていません…
そういった解決するのが不可能だと思われる問題に取り組んできた数学者たちを紹介しながら、「心とは何か?」といった不可能問題に数学的思考で挑もうとした著作だそうです。
き、気になる…

【21世紀に読む『 種の起源』】

21世紀に読む「種の起原」

21世紀に読む「種の起原」

かの有名な「種の起源」ですが、この本は有名でありながら最も実際には読まれていない本だと著者は語ります。

そこで、今だからこそもっと多くの人に読んでもらうためにこの入門書として書いたそうです。
僕は生物学に関する知見はほとんどないのですが、すごく興味があるので気になります。
「人間はどうあるべきなのだろう?」ということを突き詰めると「進化論」的な側面にぶち当たらざるを得ないような気がしているからです。
こういった進化論的な側面から教育も考えていく必要があると思っていて、そこに関しても冒頭で言及していてなおさら気になりました。
しかし、高い…学術書って基本これくらいするんですよね…大学の図書館に入ることを願います。笑

【リスク、人間の本性、経済予測の未来】

リスク、人間の本性、経済予測の未来

リスク、人間の本性、経済予測の未来

そして最後がこちら!

経済予測はぶっちゃけ不可能だけど、やるしかないって言ってたのが印象的でした。
金融のリスクと聞くと、2008年に起きた「リーマン・ショック」が記憶に新しいですよね。
なぜこれだけのことが起きてしまったのか?
そういった経済予測やリスクの矛盾など、不合理な行動をする人間の「アニマル・スピリット」の本質について迫るものだそうです。
「生きる」ということに焦点が当たった時、「お金」の話は切っても切れないのはしょうがないですよね。
そういった意味で最近、改めて経済に対する興味が以前より湧いてきました。
得意ではないのですが、勉強したいところです。
以上が本屋で2時間ほど暇をつぶして気になった本たちです。
他にもいろいろありましたが、多くなっちゃったのでこの辺にしとこうと思います。笑

結局、買った2冊の本は経済思想と資本主義についての本

ちなみに買ったのはこれでした。

スミス、ケインズからピケティまで 世界を読み解く経済思想の授業

スミス、ケインズからピケティまで 世界を読み解く経済思想の授業

資本主義に希望はある―――私たちが直視すべき14の課題

資本主義に希望はある―――私たちが直視すべき14の課題

まずは得意の思想系からしっかり学ぶこと。

そして、資本主義をどうバージョンアップさせるか?もしくは変えるか?に関心があるので、この2冊を選びました。
積読している本が軽く20冊を越えてきてしまったのですが、どんどん増える一方です。笑
「面白い!」と思った本は記事にしていきます。
では!

ブログ管理人
としちる

ミスチルと青い鳥が好き。大学生活前半は冊子制作に打ち込むも紆余曲折あって研究者を目指すことに。夢はアカデミーを作ること。研究の狭き道でも生きていくこととやりたいことを両立させるために、サイト運営やライティング、Webデザインといったメディア系スキル・ビジネスのイロハも学んでる。つれづれ“ちる”ままに、時に激しく主にダラダラがモットー。

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