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英オックスフォード今年の言葉’Post-truth’-これまでの世界情勢と細分化されていく世界についての雑記

投稿日:2016年11月17日 更新日:

英語オックスフォード辞書にて今年の言葉に「ポスト真実」が選ばれたそうです。国民投票によるイギリスのEU離脱に、つい先日はアメリカ大統領選挙にてトランプ氏が勝利を収めたことを受け、昨今の世相を表すことばとして選出されたとのこと。

ことばは文化であり、社会を表すもの。そんなことば「Post-truth」の背景やら、これまでの世界情勢などをつれづれちるままに。

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2016年、2度の衝撃的な選挙結果

衝撃が走ったのは1度に留まらず2度。

2016年6月に行われたイギリスがEU離脱するか否かという選択において可決されたのはEU離脱。この政治結果は「Brexit(ブレグジット:イギリス(British)がEUから離脱(Exit)すること)」と呼ばれるようになりました。

そして、同年11月に行われたアメリカ大統領選挙は民主党のヒラリー・クリントンを退けて共和党のドナルド・トランプが勝利を収めました。

そんな中、こんな記事が目に止まりました。

「ポスト真実」が今年の言葉 英オックスフォード辞書

’Post-truth’の意味

この場合におけるポストとは俗に使われる「郵便局のポスト」や「地位や役職」の意味とはちょっと異なり、「以降」や「あと」といった意味合いになっています。

’truth’が「真実」なので直訳すると「真実のあと」といった具合に。

オックスフォード辞書によると「客観的な事実よりも感情的な訴えが政治的に影響を与えること」だそうです。

まさしく2016年に起きた2度の衝撃を的確に表すことばですね…

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細分化されていく世界

イギリスのEU離脱が決まった際に書いたのがこの記事。

http://www.turetiru.com/entry/arendt_habermas/

あれからまた随分経ちました。

勉強も続けていましたが、そんな折にまた起きた今回のアメリカ大統領選挙の結果。正直、前回もあったので「まさか」はありえると思っていました。

が、本当に起きてしまうとは…

何が起こるか分かったものではないということを改めて感じる昨今です。

今回のアメリカ大統領選挙の結果を受けて思うのは、世界の細分化が進んでいるということです。

かつて大国間同士の争いとして世界を巻き込んで行われていた冷戦。資本主義社会を乗り越えて社会主義社会へと移行するのだという理想は現実の前では実現することはなく打ち砕かれていきました。

その後に一般社会に根付いていくIT革命としてのインターネット。今では多くの人がいつでもどこでもインターネットにアクセスし、情報を受け取り、同時に発信することができるようになりました。

そんな中で起きていったアラブの春。この革命もインターネットを通じて連携をなした市民が原動力となって起きていったものだと言われています。しかし、それもいまや新たな問題を浮き彫りにする形として、現在の中東情勢があります。

そして、いつでもどこでも問題として現れる「経済問題」。

第二次世界大戦が起きたのも、冷戦で問題とされたのも、イギリスのEU離脱騒動も、

今回のアメリカ大統領選挙においてもそうです。

なんとなく漠然と漂う「格差」。

ここでの格差は俗にいう階級格差というほど目に見えるものではないかもしれませんが、情勢不安としてどこかずっと感じられるものとしてあるように思えます。

こうした行き詰まり感が結果として今年の2つの選挙に現れ、そして’Post-truth’ということばに集約されているようです。

世界はグローバル化が進む中でどんどんと細分化されています。

特に今回の2つの選挙では、「都市」と「地方」という対立軸が特に浮き彫りになりました。

先行きの見えない中で「真実」というものが霞んでいる状況を表すことばとして’Post-truth’が頭に響きます…

今のアメリカ

現在、ゼミ合宿と称してアメリカのミネソタ州の都市ミネアポリスに来ています。

一応、アメリカで開催される人類学会に出るためなのですがほとんど観光という感じ。

最初着いて感じたのは、都市ではあるものの季節も相まってかちょっと鬱屈とした空気感が街に漂っている気がします。

今回はたった1週間の滞在で、ミネアポリスの次にはニューヨークに行くのですが今ならではの空気感を味わいつつ、何かしらの経験・学びをしていけたらなと思います。

では~


ブログ管理人
としちる

ミスチルと青い鳥が好き。大学生活前半は冊子制作に打ち込むも紆余曲折あって研究者を目指すことに。夢はアカデミーを作ること。研究の狭き道でも生きていくこととやりたいことを両立させるために、サイト運営やライティング、Webデザインといったメディア系スキル・ビジネスのイロハも学んでる。つれづれ“ちる”ままに、時に激しく主にダラダラがモットー。

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