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つれちる雑記

視点から読み解く、学術系戦略的大学生活のススメ

投稿日:2017年4月25日 更新日:

「学術系戦略的大学生活」とは何か。

現在、「文系学部廃止論争」と呼称される事態が日本では起きており、現代において知の中心地として機能してきたアメリカにおいてもトランプ大統領の登場により科学に対する助成金を一部激減させるといった状況になっている。

先行きの見えない不安を抱えながら、今日、若き大学生が如何に過ごすことが大切になってくるのだろうか?

僕が専門的に学んでいるコミュニケーション論の観点から、「視点」という言葉をキーワードに「大学」についてや「自分自身」について考えてみよう!

コミュニケーション論における視点

ここでいうコミュニケーション論とは、言語学的に言えば「語用論」という分野に入るのだけど、この分野では心理学から援用した「オリゴ」という概念を重要視している。

オリゴとは、要するに「視点」のことなのだけど、大きく3つの視点があるとされている。

  1. 私(発信者)
  2. 空間
  3. 時間

の3つだ。

オリゴから見る「大学生活」

「学術系戦略的大学生活」ということを考えるに当たって、「大学生活」にはどのような視点、つまりはオリゴがあるのか。

1 「私」

大学生活を送る主体である、「私」という存在。

社会的な集団としては「学生」とくくられるわけだが、実際に「学生」なる個があるというよりは、それぞれ生きている生の学生がおり、それがこの記事における「私」というわけだ。

一人ひとりにはきっと様々な生きてきた「歴史(時間)」があり、その歴史の中で様々な「場(空間)」に所属してきたはず。

そんな中で、様々な人に出会い、喜怒哀楽を感じ、生きてきた中で作り上げられてきた「私」がいる。

そして、当然、そんな「私」が「私」として受け取ってきた様々なメッセージは何かしらの点で人とは異なる「解釈」があるはずだ。

そんな、「私」とはまずいったい「誰」なのか。

そういったことをまずは捉える必要があると思うのである。

就活においてはいわゆる自己分析と呼ばれるものだ。

2 「空間」

「私」という存在はどこか抽象的ななにかにあるというよりは当然、具体的な姿を持って生きてきた。

最初を思い返してみれば、両親の元に生まれて、その両親が日本に住んでいたり、またその日本の中にも47都道府県があって、さらに詳細に区分されていく。

そして、そんな地域毎に制度化された中で、「学校」があり、「クラス」があるというわけだ。

学校の部活動に所属したり、あるいは地域のクラブに所属したり、地域のボランティアなんかにも所属するということもあると思う。

3 「時間」

様々な「空間」にも、そこに所属する「私」にも、「時間」という流れがあるはずだ。

歴史的にどのような変遷を辿って今の「自分」があったのか、あってきたのか、そしてどうあっていきたいかということが、オリゴという視点で深掘りしていくと見えてくると思う。

自分と社会の視点

まずはある出来事やそれに関する考え方を知り、その場の特徴や歴史まで含めて知ってくると、世の中は実に多様な視点によって成り立ってくることが分かってくる。

 

これまでと今とこれからと。

 

自分がどのような考え方に影響されて、どのような価値観を持ち、どのような解釈の元、これからに進もうとしているのか。

また、これまで出会ってきた人びとやこれから出会うであろう人びとは、どのような上記のような志向を持っているのか。

それは、「ビジネス」的な視点に立っているのか、「アカデミック」な視点に立っているのか、あるいはそのどちらでもない「新しい」視点を持っている魅力ある人もたくさんいると思う。

僕がスタッフとしてお仕事をさせてもらっているLIFEMAKERSやTsukuba Place Labで出会う人びとはそんな、新しい、ちょっと変わった視点を持っている人たちが多いように感じる。

アカデミックな世界であれビジネスライクな世界であれ、進むことができる選択肢を「持つ」こと、別に持たなくとも「知る」ことは、これから先、自分の好きなことややりたいこと、楽しいことをしていく上でとても大事なことなのではないかと思う。

頭でっかちになりすぎず、「自分」や「他者」、そして「社会」という間柄にいる存在としての自覚を持つこと

それが、僕なりの「学術系戦略的大学生活」の姿である。

 

Tsukuba Place Labでは毎月第二木曜日に「戦略的大学生活のススメ」と題した学生が無料で参加することができるイベントを行っている。

今回の内容は2017年4月のイベントにて登壇し、語った内容だった。興味のある人、美味しいごはんやちょっと変わった人びとと会うことができるのでぜひ来てみて欲しい。

では!

ブログ管理人
としちる

ミスチルと青い鳥が好き。大学生活前半は冊子制作に打ち込むも紆余曲折あって研究者を目指すことに。夢はアカデミーを作ること。研究の狭き道でも生きていくこととやりたいことを両立させるために、サイト運営やライティング、Webデザインといったメディア系スキル・ビジネスのイロハも学んでる。つれづれ“ちる”ままに、時に激しく主にダラダラがモットー。

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