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北海道下川町主催の「北の森の小さな町で、楽しく暮らす方法」に行ってきました。

北海道のイケてる地域とはでまず真っ先に思い浮かぶのが「下川町」。

今回、東京の無印良品で開催されたイベント「北の森の小さな町で、楽しく暮らす方法」に行ってきました。

北海道下川町とは

場所は北海道の中でも北寄りに位置するのが下川町です。遠い!

森林資源に恵まれていて、ワークライフリンクという「仕事も暮らしもつながっているんだよ」という生き方がコンセプトに打ち出されたまちづくりがなされているそう。

豊富な森林資源を使ってペレットや木材に森林教育などなど、さまざまな展開がされているのですが、そんな下川町になっていったのは1950年代に循環型森林経営へと舵取りをしていったことがきっかけだったそうです。

循環型森林経営とは「伐採→植林→育成」を繰り返しながらなされる人の営みのようです。

1950年代ってまだ戦後間もないころですよね…

ということは高度経済成長前の時期ということですから、相当早い段階で今のようなエコな暮らしに向けて動きがあったようで驚きました。

今、活気づいている町として度々注目をされていますが、そんな歴史的な背景もやっぱりあったんようなんです。

うーん、なるほど!

下川町で暮らす楽しさ

そんな今回のイベントは「北の森の小さな町で、楽しく暮らす方法」とタイトルにある通り、地域おこし協力隊として今年から活動されている立花さんが「能動的に楽しめるマインド」を聞き出そうと、86プロジェクトのメンバー3人をお呼びし、「これからの暮らしを考えるウェブメディア  灯台もと暮らし(通称、もとくら)」を運営する株式会社Wasei代表の鳥井博文さんとのトークセッションでした。

86プロジェクトとは、86年下川町生まれの3人が一度は外に出たもののUターンしてきたから活動を共にするチームの通称のようです。農家さんに、パン屋さん、そして公務員とそれぞれ異なった職種でありながら、阿吽の呼吸で受け答えをしつつ、鳥井さんの質問に答えているのが印象的でした。

「どうして86プロジェクトの3人は下川町に戻ってきたんですか?」

という質問から始まり、地域で活動する楽しさを1時間ばかり語って頂きました。

下川では「自分で問題を解決できる」「0から1を作り出すのが簡単」「やることに否定的な大人が少ない」といったお話からも、いかに下川が「夢中になれる環境」なのかが伝わってきました。

町のイメージカラーとなっている「下川グリーン」も子ども含めて町内で募集したことによって決まったそうなのですが、3000人以上も投票が集まったそうです。

下川町の人口は訳3500人弱の町ですから、すごい数字なのが分かります。

こんな感じできれいな緑の写真がたくさん撮られているんですが、写真の色合いを抽出したものを町のみなさんに選んで決めていったそうです。

町が一体となって動く空気感がないと大変なことだと思います。

お話を聞きながら、「僕の地元(千葉県茂原市)ではこの一体感はどんなに頑張っても出せないなぁ」と思ってしまいました。

「今度は自分たちが20代に向けて背中を見せていきたい。」

歴史的な背景とこれまでを引っ張ってきた上の世代があって、今の活気が根付いているのだと思います。

実際、86プロジェクトの3人の方々もそのように仰ってましたし、「今度は自分たちが20代に向けて背中を見せていきたい」と意気込んでいるのを頼もしく聞いていました。

身近にそんな姿を見せようとしてくれる人がいるのは若者にとっては非常に心強いことだと思うんです。

「期待してくれているんだなぁ」と背中を押してもらえる気持ちになるんじゃないかって。

一方で、もちろん、下川町のみんながみんな「これからについて真剣に考えている」というわけでもないみたいです。

きっと熱い思いを持った86プロジェクトのメンバーの方がいて、それを支える上の世代と、守りたい人々がいることによって、今の下川町の活気というものが出来上がっていったのだろうなぁとお話を聞きながら感じました。

熊タイプと鳥タイプ

僕もインターンの端くれとしてもとくらに関わらせて頂いていたのですが、今回、はじめてメンバー全員が揃っているところを見てちょとばかし感動しました。

個々の方々には一度はお会いしてたんですが、あちこち飛び回ってリモートワークで働く力強さをひしひしと感じます。

86プロジェクトのメンバーのように地域で暮らしながら生きる人もいて、もとくらのメンバーのようにそんな人と人をつなぐ架け橋として生きる人もいる。

以前のイベントではありますが、土着型の「熊タイプ」の人とさまざまなところに渡り歩く「鳥タイプ」の人が下川にはいるとの話を思い出していました。

僕はどっちかというと、というかかなり「鳥タイプ」の人間です。

これから人口も減り、ますますコミュニティーのあり方が問われてくるであろう時代に、僕のような鳥タイプの人間に何ができるのか、何をしたいと思うのかを少しばかし想像するのでした。

結局のところ、僕は考え続けたいし、学び続けたいです。

もっといろんなことを知りたいし、さまざまな人と出会いたい。

そんな繰り返しの中で少しずつ、自分という人間の輪郭が顕になってきたように感じています。

「より幸せで、より納得感のあるこれからの暮らしを考える」というのがもとくらのコンセプトです。

僕がテーマに掲げている「教養」は「自分らしく生きる力」としての教養だと最近、再認識していたところに、このコンセプトを再び見た時に何か腑に落ちたような感覚を味わいました。

「そうか、自分たちが良いと感じるものを編集して届けることなんだ」と。

ただ情報を発信するのではなく、整理して切り取って届けたい人に向けて発するのが「編集」なんじゃないかと。

そう考えていった時、「あっ、『学ぶ編集者』て肩書いいかもしれない。」なんて。

分かりやすくて自分をシンプルに表現した肩書をずっと考えていたのですが、一番しっくりきたかもしれません。

しばらく、編集者としての意識を持つためにも、そう名乗ってみようかと思います。

ではではー!