東京喰種re:の最新巻である9巻を購入!
流島編は8巻から始まったわけですが、いやぁ驚きの結末までがこの9巻には描かれていました…!
ネタバレ含みますので気になる人はご注意を!
東京喰種:re9巻のあらすじ
「お前は…喰種捜査官だろう!!」 阿鼻叫喚が響き渡る流島。「アオギリの樹」の根城は、多数の犠牲で埋め尽くされていた。鈴屋班に襲い掛かる“双子”の執念と、“医師”の奸計。“赤舌連”にまつわる因縁の対峙。そして、六月の捜索に出た瓜江Qs班が目の当たりにした衝撃の光景とは…? 交わることのない、〔CCG〕と“喰種”。その焦点が、ついに揺らぎ始める――。
東京喰種:re9巻の感想
「隻眼の王」を名乗り出した主人公金木研は登場せず
この巻を一言で表すなら、最終章に向けた諸々の話題のお片付けと今後の展開への布石といったところでしょうか?
9巻では我らが主人公の金木研は一切登場しません。
8巻ではついに師であり、父としても親しんでいたCCGの死神である有馬貴将を破り、自身が有馬を継いだ「隻眼の王」を名乗ったカネキくん。
本誌を読んでいるときも、いつカネキくんは出てくるのだろうと待ち遠しかったのですが、9巻では登場することはありませんでした。
その代わり!ついに公に姿を現したのが前作『東京喰種』において人間側の主人公とも言える亜門鋼太朗でした…!
亜門の喰種化した経緯が明らかに
毎度、巻末に登載される登場人物のプロフィールは今回、表紙を飾った亜門さん。
いつか表紙にしたいと石田先生が語っていたので、しんではいないだろうとずっと思っていましたがついに表紙を飾りました。
亜門さんはずっと作中で「フロッピー」と呼称されていましたが、喰種化し赫者として暴走してしまうからだったんですね…
個人的に今回の表紙は今までの中でもかなり好きです。巻末の亜門さんのこの表情もすごくいい。
この哀愁と情熱が掛け合わされている感じ。
これこそ、東京喰種の魅力ではないでしょうか?
喜びだけでも、悲しみだけでもない、それぞれの「生き様」。
特に流島編では、さまざまな人の「生き様」が交錯し、火花を散らし、そして残る者と去る者が明るみになったのでした…
残る者・去る者
法寺さんとタタラの因縁が、滝澤とタタラとの因縁、そして滝沢と真戸・亜門の因縁としてつながり、そこに:reから登場したクインクスたちとの交錯が描かれた今回。
確かに、描き足りないんじゃないかと思うくらい詰め込まれた内容の数々。
最終的にも、まだまだ戦闘が続くかと思っていたところで唐突の古多による和州家壊滅…
展開が早いことで知られている東京喰種ですが、今回はまた今まで以上だったようにも思いました。
登場人物の心理描写が卓越しているなと思う東京喰種でありますが、短いながらもそれぞれの思いが描写され、ぶつかり合います。
タタラがあっけないとの意見も見ましたが、滝澤との因縁をこう決着させたか!と個人的には好みなところです。
そんな滝澤にかつての友として滝澤の「弱さ」も「強さ」もあることを知る亜門さんの叫び。
「お前は喰種捜査官だろう!!」
そんな叫びが表紙にも表現されているのでしょう。
正直、亜門さんと暁の絡みがほとんどなされないまま幕引きしたのが残念です…
亜門さんは実は生きているんじゃないかと密かに期待しているのですが、どうなのでしょう…ドナートやカネキくんとの再会も果たしていないのですから、きっとまた登場するだろうと勝手に予測しています。
物語は初期の核心へと
すでに本誌にて、10巻の内容を読んでいますが物語はいよいよ結末へと向けた核心に動き出したなという感じで、9巻の内容より楽しんで読ませてもらっています…!
単行本派の方もいると思うのでここまでにしておきますが、個人的にはやはり東京喰種はこうではなきゃだよね!という感じで良いですよ!
たまにどこに向かっているのか分からないという意見を目にしますが、そこはちゃんと貫いていることが改めて本誌を読みながら感服しております。
ぜひ、さらにボルテージを上げながら結末へと突き進んでもらえたらと思います!
では~
9巻でお気に入りのセリフ「考え続ける正しさ」について↓

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