GWだからといって誰しもが遠くへ外出するわけではない。
「GWはどこどこへ行ったよ~楽しかったな~。はぁ、でもまた仕事だ…」
それで終わってしまってはどこかもったいないのではないか?
いや、そもそも人生がそんなことの連続だと思っている人もいるかもしれない。
そんな人生を持て余した人、もしくはGWに出かける金も一緒にいてくれる友達もいねぇよとぼやく前に心躍ること間違いなしのサイトをご紹介したい。
くっそ面白いサイト『哲学的ななにか、あと科学とか』
そんな知的好奇心くすぐられること間違いなしのサイトはこちらだ!
とにかく面白い。
本当に面白い。
価値観変わってもいいかもしれないってくらいに引き付けられる。
なぜここまで面白いのかと考えると、それぞれの哲学的なテーマを「哲学なんかかじったことないよ~ふえぇ~」という人にも分かるくらいにエッセンスを切り取って語りかけてくれるからだ*1。
しかもただ説明口調になるのではなく、身近な例などを挙げながら面白おかしく伝えてくれている。
例えば、僕が好きなのは哲学メニューの中にある「思考実験シリーズ」だ。
全部で4つあるのだが、皆さんご存知、ドラえもんに登場する「どこでもドア」の例を用いてそこにどんな哲学的問題があるのかを浮かび上がらせてくれる。
『哲学的ななにか、あと科学とか』のサイトメニュー
基本的にサイトのメインとなっているのは「哲学的ななにか」と「あと科学とか」。
ただ大まかには6つのメニューがあり、そのメニューの中にさらにメニューがあったりもする。個人的おすすめは「科学メニュー」と「哲学史メニュー」だ…!
- 哲学メニュー
- 科学メニュー
- 哲学史メニュー
- 人工生命メニュー
- 飲茶教メニュー
- 株日記メニュー
哲学メニュー
「哲学メニュー」では、基本的に哲学者がなにを言ったうんぬんではなく、哲学的なテーマに関したお話しが並べられてある。
例えば、このブログでもよく言及している数学の「不完全性定理」*2から始まり、「論理」の哲学、「物質」の哲学、先ほどあげたどこでもドアの「思考実験」、「自由意思」の哲学や「クオリア」問題などなど。
こう聞くと難しそうって感じなのだがフランクな語り口調で要点を短くまとめてくれているのでとても読みやすい!
科学メニュー
科学メニューの中に、「科学メニュー」と「量子力学メニュー」がある。
アインシュタインと言えばの「相対性理論」やそれらにまつわる科学のパラダイム的な転換を垣間見ることが可能だ!
世界一美しい実験にも選ばれた「二重スリット実験」も7つの記事に分けて説明してくれているので、知的好奇心をくすぐられること間違いなし!
哲学史メニュー
哲学史メニューの中には「数学史メニュー」、「哲学史メニュー」、「科学哲学史メニュー」がそれぞれある。
「数学史メニュー」は数学者を長年の間苦しませてきた「フェルマーの最終定理」についての記事があるが、続きは残念ながら後述の書籍にあるとのこと。
「哲学史メニュー」では、初期の哲学者たちがどのようなことを考えていたかを中心とした解説をしてくれているのですが、これまた続きは書籍でとなっているw
「科学哲学史メニュー」では、「科学とはなにか?」と問う、科学哲学を「帰納主義」、「論理実証主義」、「反証主義」とあげ、解説してくれている。
それぞれ中途半端に終わってしまっているが、ここでそれぞれの分野ではどのようなことが論点となって議論されてきたのかが面白おかしくササッと知ることができるのでおすすめ!
人工生命メニュー
人工生命メニューでは、飲茶さんが作ろうとしている「人工生命レイン」の開発日記や人工生命にまつわる開発者のことばが紹介されている。
飲茶教メニュー
ここでは随所に飲茶さんの思想とでもいうべきものが垣間見れるが、誰かを陥れようと勧誘を目的にしたあやしいものではないし、ある一定の方向で理路整然と書かれているので面白いw
株日記メニュー
人によってはこのメニューが一番面白いかもしれない…
人の業というものの一端が「株」という魔力を中心に描かれているなと…
いやー、愛すべきも憎むべきも「人」だなって(笑)
まとめ
こんな感じで哲学や科学を中心にたくさんの興味深いお話しが語られているのが「哲学的ななにか、あと科学とか」です!
このタイトルもたぶん論理哲学者で哲学を哲学で否定しようとした「ウィトゲンシュタイン」を文字っているのかなと思うと、思わずニヤッとしてしまいます*3w
「そんなもん知っても私にはなんの役に立ちもしねぇよ!」という方もいるかもしれません。実際そうでしょう!
ですが、「哲学をする」ということ、または「教養」を得るということは、普段僕たち私たちが縛られていることに気づかない価値観を知り、同時にそこから抜け出そうと足掻くことにあるのだと思います。
つまり、自由になることなんです!!!
あの誰しもが求める自由です。
どうとでも解釈できそうな自由です。
それでは皆さん。
「ようこそ…『自由』の世界へ…」
※ サイトはほとんど更新されていないみたいなのですが、こっちでは今もちょくちょく更新されているようです。
【真なる哲学とその学び方】