そりゃあ本を読むことは大切っていうのは感覚的にも分かるかと思うのです。
が、なんでそうなのかということを僕なりの視点で考えてみました!
本の数だけ「世界」がある
僕が思うに本によって一つの「世界」が生み出されているのではないかということです。
もちろんこれは本だけではないんですけどね。笑
ただ、本の何がいいかというとその提示されている世界のさじ加減が絶妙だと思うんです。
例えば、芸術作品も独自の世界を形成しているかと思うのですが、如何せん芸術に親しみがないものにはその良さや背景をつかみとり切るのは難しい側面は少なからずあるかと思います。
そんなものを圧倒するほどのものもあるとは思うんですけどね。
しかし、本は文字です。
解釈することができます。
しかも、けっこーな精度で。
つまり、きちんと著者と対話することができます。
しかも、時間を強要されません。
自分のペースで段階を追って読み進めることができます。
映画より本がいいと思う理由―独自の解釈と没入感
この点、映画は視点を強要されてしまうと指摘されているのをたまに見かけます。
ですが、小説なんかはいくらでも自分の好きなようにイメージしながら読むことができます。
世界があるだけでなく、それを独自に構築することができるのですね。
映画よりも小説の方が良かったと思うことがあるのですが、それは映像や音声よりも文字による圧倒的な情報量と独自の解釈を許す点にあるのかと思います。
だから、本を夢中になって読み始めると文字を読んでいるというよりはその世界に自分が入ってしまったかのような感覚を持ちます。
そして、それだけ夢中になった世界が終わりを迎えた時、
「あー、また一つの世界が終わってしまった。この世界は好きだったなぁ。」
なんて思ったりします。
一つだけじゃない世界の安心感―普段の世界から一歩遠ざかるということ
そしてですね。これはかなり個人的なものかとも思うのですが、そうした新たな「世界」があるということを知った時、
「『世界』は一つじゃないんだな。」
って思うんです。
そうするとですね。
例え現実世界で辛かったとしても、そんなことどうでもよくなったりすることがあります。笑
自分の生きている世界のちっぽけさに気づくからかもしれません。
やっぱり概して人は自分の世界に閉じこもりがちになってしまうことが多々あるかと思います。
そんな世界を一歩遠ざかってみることが読書によってもたらされる気がします。
文字によって直接思考に影響を与えるからなのでしょうか?
判然とはしませんが、そんな感覚があります。
それに自分のペースでいいですからね。
異なる「世界」に接しやすいと言えるのではないでしょうか?
そこにただ単に知識が増えるだけではない何かがあるような気がします。
さて、新たな「世界」に会いに行きますか!
では~