新たな学びのインフラとして始められた文脈ゼミに初めて参加したのでその感想を!
点から線へ、線から立体へ
ども!既知が未知の扉をこじ開けていく瞬間が大好きなとしちる(@ture_tiru)です。
ちょっと分かりにくいかもしれません。
なんとなく固い勉強をしているとかっこいい言葉を使いたくなるのはなぜなんでしょうか?
「既知が未知の扉をこじ開ける」とは、いわゆる「ひとつの点として知っていた知識が線になって繋がり、やがて立体的な姿として見えてくる」ような感覚です。
これでも分かりにくいかもしれません(笑)
とりあえず、漠然と名前だけ知ってただとか、そんなに関係ないと思ってた知識が、勉強を重ねるうちに繋がって新しい意味として理解できるという感覚です!
楽しさはどこにある?―文章、マンガ、学びの場合
そんな感覚はいわゆる「ただ文としてことばを知っている」だけなのと「文が文章として、文脈として見えてくる」という感覚に近いのかもしれません。
たとえば僕の大好きなマンガである『ジョジョの奇妙な冒険』は第8部「ジョジョリオン」において宮城県S市が舞台になっていますが、ここは作者の故郷であり、またこの作品は東日本大震災の影響を受けて、始められた物語でもあります。
「ただマンガを読む」だけじゃなく、「マンガの背景」まで含めて読むと、よりその作品を楽しめるとは言えないでしょうか?
基本的に勉強も同じだと思ってます。
「ただ知識を得る」よりも「知識が背景として人々の生き様や社会や歴史」を知った方がもっと面白いとは思わないでしょうか?
学びの新たなインフラ「文脈ゼミ」
文脈ゼミを始めた木村すらいむさん(@kimu3_slime)は文脈ゼミをこのように紹介しています。
学びのインフラといっても、ただ講義をするだけの学校を作ることには興味がありません。ぼくがやりたいのは、少人数のゼミナール(以下、ゼミ)です。ゼミとは、ひとつのテーマ・本を決めて、それについて話し合いながら理解を深める活動のこと。セミナー・輪読・読書会とも呼ばれることがあるでしょう。講義は一方的に内容を伝えるのに対し、ゼミでは発表者が毎回変わり、双方向で内容を学び合います。ぼくは「教育(education)」ではなくて「学び(learning)」がしたい。
僕もただ「教えられる」「教える」のではなく、お互いに学んでいけるような勉強をしていきたいとよく思います。
そんな木村さんの目標に賛同したのと、また自分の学ぶ目的とが合致し今回は文脈ゼミに参加しました。
参加した3つの理由
自分の学ぶ目的は大きく3つあります。
- 面白いから!!!
- 学んだことをアーカイブ(アウトプット)していきたいから
- 研究の目的が伝えること・議論することだから
「面白いから!!!」
最初の「面白いから!!!」はこれまで述べてきた通り、学ぶことが面白いからです。
マンガ読むのが楽しい、ゲームするのが楽しいと同じような気持ちです。
それ以上もそれ以下もなく、まずこれが第一にあります。
学んだことをアウトプットしていきたいから
学んだことを学んだこととしてただ自分の頭の中にしまってしまうよりは、僕はそんな学びをアウトプットしながらコミュニケーションを取るのが好きです。
それにそうした学びの軌跡は誰かがまた学ぶ時に役立ったりします。
もちろん、変な情報をばらまかないように注意はしつつ。。
研究の目的に沿っているから
僕の専門は批判的談話分析(Critical Discourse Analysis:CDA)というもので、研究の目標自体が積極的に情報発信をし、議論をしていくことにあります。
というわけで、今回木村さんとゼミをしているのはこの本です。
批判的談話分析入門―クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法
今回は第一章を僕が発表する形でやりましたが、話は逸れていき、最後は僕が数学について質問する形で終わりました(笑)
第一章の読書メモはこちらにて共有しています。
https://workflowy.com/s/iDVxRl2m68
「文脈ゼミ」のリンク
そんな感じで楽しく2時間弱ほどSkypeを使って「文脈ゼミ」に参加させて頂きました。
今後もいろんな形で「学びを楽しめる」ような活動をしていければなと思います。
文脈ゼミは現在は募集を一時停止していますが、7月頃に再度募集をかけるそうです。
手引きはこちらにて。
- 【参加者募集(一時停止)】ゼミって何をするの? 文脈ゼミの手引きその1
- 「教わる」つまらなさよりも、「学ぶ」楽しみを。 文脈ゼミの手引きその2
- ゼミの準備って何をすればいいの? 文脈ゼミの手引きその3
また、文脈ゼミにて用いられている資料等やデータのアーカイブはこちらにあります。
では~
<みくさん コメントありがとうございます! 僕も木村さんの紹介でSTS夏学に参加することにしました。こちらこそよろしくお願いします!