研究者向けWebサイト制作、メディア運営の事業母体『Share Culture』開設

やるやる詐欺を乗り越えて淡々と積み重ねること

半年が経った。『up Tsukuba』という茨城県つくば市、つくば駅前にあるコワーキングスペースがオープンしてからである。この事業のサイトを作らせてもらった半年前、いったいどういうものになるのかあまり想像ができずWebサイトを制作するのに苦戦した思い出がある。「リニューアル込みでやらしてください」とお願いしてからもつまり半年が経ってしまった。

今日、同じくつくば市、筑波大学のすぐそばにある『Tsukuba Place Lab』のサイトをリニューアルした。これは1年前半くらい前から「リニューアルしたい…」とこぼしていたもので、ついに「やるやる詐欺」から脱したわけである。間にいろんなことがあってどうしてもうまく手を付けられなかった。

自分のためのサイトカスタマイズをするのと、誰かのために行うカスタマイズは全然感覚として違う。「不思議だなー」と思って他の仕事をする勢いづけやタイミングを見計らって自分のサイトはちょくちょくカスタマイズを施していた。(この「つれちる雑記」カテゴリーのテンプレートもそのひとつである。)結果的に、そうした寄り道がデザインの整えやカスタマイズを行う技術を向上させているような気がする。

「up」のおかみことじゅりさんが「サイトも“場”をつくっている感覚に近い」とこぼしていた。じゅりさんがすごいのは半年経ってもただひたすらトップページに用意した「up Word(毎日の一言)」を更新していることだ。ひたむきにつらつらと積み重ねるのが得意らしい。

「そうか、“場”だからこそ、他者の領域があるというわけで作りづらいのかもしれない」とふと思った。言うなれば、他人の家の庭で芝を刈って、どの盆栽がいいかなとか、どんなお花ならきれいに見えるだろうかと考えるようなものかもしれない。

「そんなのやりづらいに決まってるじゃん…」

しかし、それが仕事なのだ。2019年2月、ついに個人事業主として仕事を請け負う体制を整えた。厳密には整えきってはいないが、以前に比べてどういう姿勢で、どれほどのスケジュールで、どれくらいの時間と労力(肉体的・精神的)がかかるのかが見えてきたこと、それを踏まえた料金体系などを設けたという意味で整ってきた。もう少し自分の負担を減らしつつ、お客さんにとって満足のいく仕事をするためにやるべきことはある。

屋号は「Share Culture」とした。2017年の段階で考えていた名前だ。やっと公表するような形になった。今もなお、いろんなことを水面下で考え、準備しているがいつ公にできるだろうか…

とにもかくにも、これから5年間くらいは淡々と積み重ねる時期だと思っている。思ったより時間がかかってしまっているもの、もちろん他者との関係や時流でうまくいかないことも多々あるが、もうこればっかりはしょうがない。「運も実力もその時には足りなかった」と思うことにして、また一歩いっぽ進んでいくこととしよう。