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2025.01.21
 どもー。こんにちは。青山俊之です。拙稿、博士論文「自己責任ディスコースの言語人類学的研究─中東地域日本人人質事件を題材に─」がネット上で公開されましたー! PDF自己責任ディスコースの言語人類学的研究―中東地域日本人人質事件を題材に―つくばリポジトリ  正式なものではないのですが、(比較的)しっかりまとめた博論の概要文がこちらです。  本研究は、日本社会で繰り返し生起する自[…]

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Self-Responsibility

 私たちは、日々「自己責任」ということばに囲まれています。就職、結婚、子育て、契約、労働、病気、貧困。あらゆる場面でこのことばは使われ、時に人を鼓舞し、時に人を傷つけ、社会の分断を生み出しています。

「自己責任」とは一体何なのか?

 ぼくは、この「自己責任」がいつから、どのように語られ、社会にどのような影響を与えてきたのかを研究してきました。

 このサイトでは、その軌跡を辿りながら、「自己とは」、「責任とは」、そして「日本とは」と問い、みなさんと共に考えていきたいと思います。

現代社会を映す鏡

 バブル崩壊後の「失われた30年」に、このことばは広まりました。

 ボランティア、金融改革、民営化、就職氷河期・・・全国紙の記事を分析し、時代状況を照らす「自己責任」の意味を明らかにしました。

全国新聞五紙における「自己責任」の使用数の変遷

自己責任の意味の網の目

統治と自由を指示する自己責任論

 博士論文は、ちょっとお硬い文章です。なので、難しい文章を読むのは・・・という方は、ぜひ序章と終章だけでも読んでみてください。研究内容から面白さや意義を感じ取っていただくポイントがあるかもしれません。もっと深く知りたい!と思ったら、ぜひ博論全体にもチャレンジください。実はもっと面白い書籍化に向け、鋭意執筆中です。乞うご期待!

What is Discourse

 ぼくが専門とするのは、言語人類学を中心としたディスコース研究です。あらゆる記号的な言語コミュニケーションを対象に、人と人との関係づくりや、そこに絡む暴力・権力といった力関係の問題を分析しています。自己責任論やいじりといった身近な現象を考察してきました。時に人類学、時に政治哲学の知見も交えて、現代社会をちょっと生きやすくするヒントを、このサイトで発信していきます。

青山俊之 | Toshiyuki Aoyama

Name

青山俊之 | Toshiyuki Aoyama

Profile

ラーメンとWeb好き。博士(国際日本研究)。研究テーマは自己責任論。専門はディスコース研究。仕事は編集業。

ZAKKI
2025.02.04
 最近、1日の終わりにClaudeとよくおしゃべりをしています。自分は作業や読書をしながら思考メモをよく残しているのですが、それをネタに実験的な振り返りをしていました。たとえば、編集作業の相談をしたり、アイディアの整理をしてもらったり。そんな中で、AIと人間の違いについて、少し面白い発見がありました。  まず気づいたのは、AIって最初に与えた情報にかなり引っ張られるということです。乱雑なメ[…]

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