2019年『TIRU LABO』運営方針―雑然として混沌とした実験場へ

敢えて異なる分野も含む読書リストを作ってメタ化する

今は大学の図書館。Labでの打ち合わせが終わって、図書館に本(質的研究のための理論入門)を借りに行き、なんとなく本の整理をしようと図書館でカタカタとパソコンを打っているところ。Scrapboxで研究に関するリストを整理しながらふと思ったが、Share Studyを運営する中でも異なる分野のカテゴリーを見つつ、自分の分野との比較検討を行い続けていると、徐々に思考がメタ化され、多角的に語彙やコードを染み込ませていくことで、異なる分野や思考に対する考えへの理解が深まっているように感じた。これは自分が特に行ってきたリサーチハックかも。

リサーチハックとは、先日土曜日のメタ若手の会での集まりで出てきたアイディア。「テレビでやってる7ルールが面白い。いつか出ることを想像しちゃうんだけど、あれ女性限定なんだよな~」と道人さんが悔しそうに話すところで、「リサーチハックってので動画にしたり、記事化できるといいっすね!」と相変わらず思いつきで出たアイディア。確かに、研究する上でも勉強する上でもなんでもいいんだけど、生きていく上で決めていくマイルールみたいなものがある。僕の場合は人と話して行動を見て、「あっ、それはいい習慣だな、考え方だな!」と思ったものは基本的に真似するようにしている。やらなくなるものもあるけど、それは自分には合わない、もしくはそのときには必要のなかったものだと割り切ればいい。

勉強に王道はない。が、勉強に限らずそれは人生もそうだ。そんなの当たり前なわけで、重要なのは「自分の王道を確保していくこと」だ。誰かにとってのいいことが、自分にとってのいいことだとは限らない。自分にとって都合のいいことが、誰かにとっても都合のいいこととは限らないのも、ごくごく当たり前のことだ。容易に一般化することは避けるべきである。

しかし、「学ぶことは真似ること」とも言うように、基本的にまずは真似してみること、つまり「自分の目で手足でやってみること」をたくさん繰り返して、きちんと反省していくと、さまざまな目線が多角的に形成されていく。だから、「思考Aと思考B」の選択肢を考えること、「行為Aと行為B」をするなど(実際はもっと複雑だが)を状況に応じて反復することで、たくさんの分岐を蓄えていくことができる。

学ぶことはつまりそういうことであって、誰かの「王道に添えられる」のではなく、 学ぶという行為の先には 「王道をつくること」にある。と僕は思ってしまうがゆえに、必然的に?「新しいなにかを見出していく研究」に価値を感じるようになったのかもしれない。大学生になるまで微塵も自分が研究者への道を歩むとは思っていなかったけど。人生の分岐や偶然性は本当に苦しくも面白いもので、「やってみないと分からない」のだ。誰しもが人生の初心者なのだから。