今月、researchmapの博論ダウンロード数が激伸びしている件。

 いま緊急で記事を書いております! ども。まがいなりにも研究者の青山俊之です。すっかり研究発表は最近しておりません。2023年7月の国際語用論学会 in ブリュッセル以来、博論審査を除けば。

 というわけで、研究に関してはサボっている人間なのですが、今月11月に入ってからresearchmapにあげている博論「自己責任ディスコースの言語人類学的研究─中東地域日本人人質事件を題材に─」のダウンロード数が激伸び中。といっても、100件未満くらいだったのが、この半月で「172件(11月16日現在)」と1.5倍くらいになった程度なのですが。

 気になってresearchmapにGoogle Analyticsを入れて少し分析できるか試してみました。ちなみに基本情報の編集画面の下のタブ「研究者番号、ORCID iD等のID項目」をクリックすると、analyticsのIDを入力する項目があります。早速analyticsでキーイベントというダウンロード時の回数チェックを試してみたもののうまく取得できず。ただ、導入した8日以降のユーザー数を見る限り、ダウンロード数より少ない気もして増えた要因は謎です。

 あと中国からのアクセスが多い。もしかしたら、日本研究とか異文化コミュニケーションみたいな文脈で「日本の自己責任研究」や「言語人類学」に興味を覚えた人もいるのかもしれません。以前、ポスター発表の場でやたら中国から来た留学生の反応がよかったので(中国にもこの自己責任論の話ありました!って報告してくれました)。

 もしかしたら、編集者で知り合いの瀬下さんがつぶやいてくれたからかもしれません(気恥ずかしく反応できていない・・・)。Facebook投稿をきっかけに近々、久しぶりに会うことになりました。批評から遠ざかった1年半だったので、話すのを楽しみにしています。あざます!

 基本、ちびちびとSNSやこのサイトで投稿している程度で、思い切った紹介はそこまでしていません。ただ、SEO記事として「日本の自己責任論とは? 意味・歴史から現代社会の課題まで徹底解説」や、だいぶ昔に書いた記事を今風に再編集した「東京喰種「この世の不利益はすべて当人の能力不足」の考察──自己犠牲のカタルシスと自己責任論を読み解く」など、入り口となる記事は少しずつ書いています。最近、というか今日書いた時事ネタの「「日の丸損壊罪」は、なぜ国民の「誇り」を傷つけるのか?──苦しみと向き合う勇気について」もある意味でそのタイプの記事です(とはいえ、最後の時事ネタ記事は刊行準備中の『聴す責任』の議論を取り入れたものですが)。

 自分のスケジュールとして、2025年は書籍執筆期間、2026年は刊行準備期間、2027年 or 2028年が刊行&プッシュ期間、だと思って準備中です。名刺みたいなものなので、本当に早く本を刊行できるといいなーって感じですが、出版/研究助成が通るか次第。道のりはまだまだ遠い。

 とにもかくにも、大事な議論はしているので、その核は外さず、とはいえもっと「楽しい」と思える入り口もたくさん用意していきます。できれば、完結を迎える『転スラ』についてどこかで語りたい。あと、今週の『ブルーロック』もグッとくる内容で、その世界観は新自由主義と類似的ですが人間のエゴを喚起するエンタメ作品としてすばらしいとぼくは思っています。あと、正式に?発信してませんが、新たな仕事先であるロフトワークでの取り組みも少しずつ出てきたのでそのことも。

 なんだかんだ目白押し。乞うご期待!

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