突然ですが皆さん!ダロンってご存知ですか?
僕は知りませんでした!!!
これ実はベトナム第三の都市ダナンのマスコットキャラクターとして今注目を浴びてきているそうです!
ベトナムの中で!!!
そうです。まだベトナムの中だけなのです。
というのも僕の大学同期である「森大輔(以下、愛称の『もりだい』)」がベトナムでインターンをしており、この「ダロン」のグッズ販売を手掛けるチーフとして活動しています。
そして、なんとベトナムの国営テレビ局に取り上げてもらったとのこと!
さらになんと彼、ベトナムでTVデビューを一足早く飾ったとか。
得意げな顔でドラゴン橋の魅力を語るもりだい
くぅー、やるなっ!
というわけでイキイキしている人が好きなとしちる(@ture_tiru)です!
この「ダロン」の人形をグッズとして販売するためにクラウドファンディングとして支援を募ってるとのこと。
今回は「勝手につくば大使」ならぬ「勝手に今僕の中で旬な人を応援しちゃう大使」としてご紹介しますっ!
「Happy Danang」とは
「Happy Danang」が掲げる理念は“Make people in Danang Happy”。
ダナン発展の象徴であるドラゴン橋を模したキャラクター・ダナンを外国人観光客(特に日本人)に提供していこうというもの。
ベトナムでは女子大生がドラえもんのTシャツを着るほどキャラクター好きなわりには、ゆるキャラはまだ流行っていない。さらに、観光客としてダナンにやってくる日本人が口をそろえて言うには「目ぼしいお土産がない」。
そこで、登場したのが「ダロン」!
なかなか愛くるしいやつなんですよねこれが。
ダナンで伝統的な竹製の小舟Thuyền Thúng(トゥイェン・トゥン)に乗るダロン
「ベトナムでゆるキャラのぬいぐるみを500個つくりたい!」
ということで、現在クラウドファンディングで資金を募っているとのこと。なぜこの事業にもりだいが取り組むのかを「観光地としての魅力」と「歴史的、経済的なお話し」からご紹介したいと思います!
新たな観光地「ダナン」のここがいいじゃんすごいじゃん!
ベトナムと言えば北のハノイに南のホーチミンを真っ先に思い浮かべます。
それ以外となると…正直分かりませんでした。
ですが、ダナンはベトナム第三の都市として今注目を浴びています!
個人的にはこの「第三の都市」というのがいいっ!
というのも、僕もタイのバンコクに滞在していてタイ第二の都市チェンマイに行ってきたのですが、街並みも観光客もどこかごちゃごちゃっとしていてあまり良い印象はありませんでした。ですが、最後に訪れた「スコータイ」というもう一つのタイの古代都市は静かですごく良かった!
ですから、「普通」じゃ嫌だけどかといって冒険するのにも…という人にはいいかも!
最早エンターテインメント!長いぞドラゴン橋!
水かけられるの楽しそう!
美しいダナンのビーチ!
きれいですね~行ってみたい!
威厳漂う世界遺産「ミーソン遺跡」
ヒンドゥーの神々を祭るために建造された宗教建築遺跡で世界遺産です!
絶景!「ソンチヤ半島」
穴場的スポットだそう。ここから写真を撮りたい…!
〈参考〉
2017年APEC開催地ダナン リゾート地として人気なベトナム第3の都市の魅力! | アセナビ “ASEANで働く”を近くする | アセナビ | “ASEANで働く”を近くする
これからさらに注目!
ダナンはこれからも日本からの観光客が増加すると予想されています!
主な理由は二つ。
- ベトナム首相のズン氏が退任し、ベトナム中部出身の人が5年間の任期で首相に就任する。今後最低でも5年間はベトナム政府からベトナム中部(特に)の観光業に財政支援が集中する見込み。
- ダナン⇔大阪間の直行便が就航予定で(現在はダナン⇔成田のみ)日本からダナンへのアクセスがさらに良くなる。
もりだいがダナンで活動に取り組むわけ
ここまで「ダナン」がなぜ魅力的なのかをご紹介してきました。
しかし、なぜもりだいはこのような活動をしているのでしょうか?
そこにはベトナムの現状、そして過去に出会った人物が背景として浮かび上がります。
「お金」や「機会」の問題で苦しむ人達の力になりたい!
僕らが所属する筑波大学の国際総合学類は、それぞれの「問題意識」に寄って立ち社会問題に取り組む人がいます。もりだいもそんな仲間に触発され一か月間ベトナムの孤児院でボランティアを行い、また日本語教育・日本ベトナム学生会議などに取り組みベトナムとの関係を深めていきました。
しかし、同時にベトナムでは「お金」や「機会」に苦しみ将来を諦める人がいることを知りました。そうしたキャリア形成並びに社会福祉は、日本では時に「自己責任」と片づけられてしまうことでもあります。というのも、比較的裕福な暮らしが出来ている層が多いからとも言えますよね。
そこで「機会平等」のヒントを得たいと思い立ち、今回のインターンに参加、そしてこのお土産プロジェクト「Happy Danang」のリーダーとして活動しているそうです。
二極化しているベトナム
ベトナムと言えば北の「ハノイ」、南の「ホーチミン」が真っ先に思い浮かびます。
ハノイは政治・文化の中心として、ホーチミンは経済の中心として栄えています。
タイでもそうですが、まだまだ都市への環境・教育インフラ、経済的な集中は起こっています。これは日本でも言えることですが、特に新興国では顕著に見られます。
実際、そうした現状を旅する中で僕も目の当たりにしました。
二極化の例:ベトナムの人口規模
ベトナムが二極化している状況は人口規模からも見て取れます。
ハノイ | ホーチミン | ダナン | ベトナム全体 | |
---|---|---|---|---|
人口(万人) | 710 | 800 | 100 | 9073 |
人口比率(%) | 7.8 | 8.8 | 1.1 | 100 |
人口規模によってその都市が如何に労働人口を確保できているかなどが見て取れます。
またそれに伴い、単純に消費者もいることになり人口が多いほど様々なインフラ整備が進み経済が回ります。
中部がダナンを中心に盛り上がりを見せて周りの地域に波及していくといいですね…!
(それに伴った問題も残るでしょうが…)
※ 以下の資料からも中部の投資は北部、南部と比べて少ないことが見て取れます。
https://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001301/1_outline_rev.pdf
ベトナム戦争の傷跡
もりだいには個人的な思い入れもあります。
ベトナムと言えば思い浮かべることの一つとして「ベトナム戦争」による南北分断があります。
未だにこの戦いでの傷跡はアメリカ、ベトナムにも残っています。
もりだいが2-4歳の頃、アメリカ・オハイオ州のキリスト系幼稚園に通っていました。
その幼稚園の先生であるMrs.Dobbinsとは今でもよく連絡を取っており、枯れ葉剤の影響を受けたというベトナム産製品のFB投稿を不安そうに(記事の真偽を確かめるために)送ってくれたりもするそうです。
Mrs.Dobbinsの夫(Wil)と弟はかつてアメリカ海軍としてベトナム戦争に従軍しており、戦争時にダナンはアメリカ軍の基地でした。
2014年にベトナムでのインターンと休学を決めた際にベトナム戦争の話をWilから聞いたが、
「ベトナム戦争は恐怖の記憶だからあまり語りたくない。」
と語ったそうです。
Mrs.Dobbinsは「DaisukeがHappy Danangで発信しているキャラクターや写真を見て、少しでもWilのベトナムへのイメージが明るいものになってくれれば」とも語っているとのこと。
こうした傷跡はこれからも連綿として続き、また生まれていくのでしょう。
無闇な争いが続く限り。
Mrs.Dobbinsともりだいとその姉
まとめ
このようにダナンは観光地としても、経済的・歴史的にも意義のある都市だったのです!
なぜ僕がこのような紹介をしたのか少しだけ触れ、筆を置きたいと思います。
今の資本主義経済も言い換えれば、争いを良しとするものだと言えるかもしれません。ですが、こうして協力関係を繋いでいくことも「争う」からこそまた出来るものだとも言えます。
僕にはまだどうしたらこうした無益とも言えるような争いをなくせるか分かりません。ですが、だからと言って何もしなければやっぱり何も変わらないのも間違いないことだとも思います。
ですので、今回もりだいが取り組んできたこの「Happy Danang」プロジェクトを応援させて頂きました!
僕も微力ながらですが、支援させて頂きます…!
少しでも「Happy World」になることを祈ります。
下記リンクから支援することができます!
【ダノンの情報まとめ】
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取り上げて頂きどうもありがとうございます、勝手につくば大使です。ダノンの存在、知らなかったです!いつかベトナムにもつくばを広めに行く時、是非ダノンに会ってきたいと思います。m(__)m
こちらこそコメントありがとうございます!そのような機会が訪れることを陰ながら応援して頂こうと思います…!