タイのゲイバーに潜入したら未知の世界だった件。

タイのゲイバー、そこには未知の世界が広がっていた・・・その体験レポートをお届けします……!

「微笑みの国」タイでのゲイ事情

 ども。現在タイのタマサート大学(日本で言う京都大学)に留学中のとしちる@toshitiru)です。タイはゲイが多い国ですし、性産業で有名な国でもあります。「微笑みの国」とも呼ばれていますが、確かにそうだと思う反面、必ずしもそうではないと思う側面を実際にここで暮らして分かり始めてきました。

 たとえば、タイでは比較的ゲイなど性に関して寛容だと言われていますが、受け入れない人は当然受け入れません。ぼくが今とある授業の課題である論文を書くためにみている、「HORMOES」というドラマでもゲイを忌み嫌う人が出てきます。

(こうした話はよっぽど入念に調べないと、憶測の域を出ないことがあるので一概には言えませんよね。)

今回はそんなタイで、友人がゲイバーに行くということで一緒に行って参りました!

ゲイバー潜入前

バンコク市街にあるシーロムという場所にありました。

シーロムにはBTSというスカイトレインが走っているので、比較的行きやすい場所です。

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こんなとこを歩いて探しました。

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すごいきれいな飾りが売ってて思わずパシャリ。

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ここが入り口です。

「20歳以下は入れません」と書いてあります。

(多少、読めても意味はあまり分かりません!)

注意なのですが、ゲイバーやクラブにいく時は身分証(パスポートのコピー)を持っていく必要があります。

じゃないと、基本的に入らしてもらえません。

僕はすっかり忘れていました(笑)

タイ人の友人が一人いたので、日本の身分証を見せることで交渉してなんとか潜入することに成功しました。。

入る時は気を付けましょう(笑)

ゲイバー侵入編

23時前くらいに着いたのですが、ホールには全然人がいませんでした。

というか、「バー」と聞いていたのでもう少しこじんまりしたとだと思っていたら、クラブミュージックがガンガンと流れているような場所でした(笑)

しかも、相当デカい(笑)

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こちらがカウンター。いろんなとこにありました。

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ライトもぐるんぐるん回っていました。

3階立てになっていて、隣の建物にも接続しています。

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陽気にピースする店員。

関係ないですけど、タイ人は撮られたがる人が多い印象です

Facebookにも自分の写真いっぱいあげてる人が多いかな…

入場料は600バーツ(約1800円)で、ドリンク券が2枚もらえます。

ビールは普通の瓶が1本150バーツ(約450円)だったので、実質の入場料は300バーツ(約900円)みたいです。

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檻がありました(笑)

踊ってても意外と誰も話かけてなかったです僕が見た限り。

携帯で撮ったのでボケちゃってるんですけど、トイレがオープンなんですよね(笑)

女性トイレもありました。ちゃんと奥に(笑)

上の方から下のホールに戻ってきたのは0時過ぎだったのですが、すごい人で動くのが大変なくらいになってました。土曜日だったこともあって人が多かったのかもしれませんが、すごいゲイの数です。

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そして、始まるショー。

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下は動くのが難しいし、上からもたくさんの人が見ていました。

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この人が一番盛り上がっていましたが、みんなまぁ口パクで歌ってるんですよね(笑)

はじめてのゲイバー感想

ゲイバーというかもはやゲイクラブだったんですけど、とにかく人が多くて多くて。

僕なんかやっぱり普段、哲学なんかしてる人間なもので、もう癖でつい人を観察しちゃうんですけど、やっぱゲイの人は「あっ、この人はゲイだ。」ってちょっと分かるようになってきました(笑)

なんというか「目」が違うんですよね。

獲物を狙ってると言いましょうか…

今まで感じたことのない恐怖感を覚えたのですけど、たぶんこれは普段、敏感な女性なんかが電車やクラブなどで感じているものなんでしょうね…

まぁ、そういう場所ですから何されるか分からないと…

下手に酔っぱらっても危ないですからねここは。

途中、ゲイのカップルが僕らグループに絡んでしつこく?踊りをしようとしてきたんですが、僕は即興でダンスができない人間なのであまり絡まれずに済みました(笑)

普通に周りを見渡せば「キス」してますからね。

なかなか見れない光景です。

といっても、そんなの男女でもそうそう見ないですけどね(笑)

とにもかくにも、なかなか体験できないような場所に行けて良かったです

あっ、「はじめてのゲイバー」なんて見出しを付けましたが、そうそう行かないですよもちろん(笑)

僕はどうとも感じないわけじゃなく、ストレートなので何かされたら嫌ですが、だからといってゲイなどの「LGBT」の人たちがおかしいとは思いません

それは自分の哲学あってこその意見ですが、社会的に認められていくのはもう少し時間がかかるように思います。

こういったのも抑圧的な環境だからこそ、生み出されているような気がしないでもないです。

フーコーのことをふと思い出しながらゲイバー体験をしてきたのでした~

機会があれば是非!(笑)

では~

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