モントリオール(カナダ、ケベック州)──もう一度訪れたい都市No.1の魅力を豊富な写真と共にご紹介

僕がモントリオールを訪れたのは約2年前の2月終わりごろだった。

中学校は別であれど同じクラブチームで共に戦いの日々を過ごした友人に会うため、富士山で1ヵ月の住み込みバイトを行い、念願のマイカメラであり今でも自慢の愛機のNEX-6を購入し、現地へ向かったのだった。

f:id:toshitiru:20160316031452j:plain

カナダ寒すぎ問題

はじめての海外、はじめての飛行機、はじめての異国で触れ合う人々、そしてはじめてのマイナス20℃の世界。

それなりに衝撃的だった。

うん、この時期のカナダはマジで寒かった。

尋常じゃなかった。

風が強いだけで一気に体感温度が下がる。

夜にモントリオールの旧市街近くにある川辺を歩いてる時は強烈なんてもんじゃない。

ちゃんと厚手の手袋を装備しているにも関わらずカメラを構えているだけで手がかじかんだ。いや、というより痛かった。

寒さに耐えながら美しい旧市街を一人夜の静けさの中歩いたあの時を忘れることはないだろう。

f:id:toshitiru:20160310224242j:plain

f:id:toshitiru:20160310224432j:plain

f:id:toshitiru:20160310224518j:plain

いや、ホントなんて時期を選んでしまったのだろう…

お金貯めるのに夏季バイトする必要があったし、その他の行事もあったから一番早く行けてこの時期だったからしょうがないと言えばしょうがないのだけど心底寒い思いをした。

モントリオールってだいたいこんな街

場所とことば

モントリオールはカナダの大都市トロントとケベックシティの境目にある街で、ギリギリケベック州に属している。

そのためモントリオールはフランス語が第1言語となっていて、街の看板等はフランス語で書かれている。

ケベック州と言えば、フランス系住民が多く幾度か独立の住民投票が行われもした。

この旅でケベックシティにも行ったが、モントリオールは境目であることもあっていろんな民族が混合して暮らしているというイメージが比較的強い。

ラテンアメリカからやってきてそのまま住むことにした男性の恋人は彼氏だったというのがすごく僕の印象に残っている。彼にはスケートを教えてもらった。

f:id:toshitiru:20160316031253j:plain

丘が街中心の近くにあって冬はこうしてスケート場として利用されている。

f:id:toshitiru:20160316033054j:plain

丘から主に新市街を一望できる

新市街と旧市街

街は新市街と旧市街に分かれていて、新市街は高層ビルが立ち並んでいるが、旧市街は古きレンガ造りの趣が残る風景が今も残っていた。最高…

f:id:toshitiru:20160316033223j:plain

新市街の高層ビル

f:id:toshitiru:20160316033252j:plain

旧市街の路地

カナダで旅した際はどこにいっても芸術的なものに溢れていたのだけど、特にこのモントリオールは多くの教会や美術館などがあり際立っていた印象がある。

f:id:toshitiru:20160316033704j:plain

新市街にあるマリア大聖堂

f:id:toshitiru:20160316033714j:plain

中はこんな感じ

f:id:toshitiru:20160316043239j:plain

これは旧市街にあるノートルダム大聖堂で夜はライトアップされる

中はめちゃめちゃ綺麗だった…

f:id:toshitiru:20160316033148j:plain

旧市街の広場には氷の彫刻がズラリ

f:id:toshitiru:20160316033534j:plain

ヴィーナスと戯れる図

芸術に溢れる街

教会があったりするのももちろんなのだけど、他にも置物や絵が街には溢れていていちいち足を止めて思わずシャッターを撮ってしまった…

f:id:toshitiru:20160316034614j:plain

f:id:toshitiru:20160316034619j:plain

壁画も像もその他にたくさんある

f:id:toshitiru:20160316034650j:plain

確か近代美術館的なやつで年に一回の芸術祭の時には真夜中まで開館されていた

f:id:toshitiru:20160316034700j:plain

芸術祭では粉雪が舞う中のライトアップがされ、幻想的で美しい光景に思わず息を飲んだ

f:id:toshitiru:20160316034701j:plain

f:id:toshitiru:20160316043625j:plain

f:id:toshitiru:20160316034709j:plain

f:id:toshitiru:20160316034740j:plain

忘れられないアイリッシュパブ-フィッシュ&チップスとGUINNEES

実は着いた初夜に泊まるホステルの真横の建物が火事になった。笑

ピザを注文している最中に停電してしまい、あえなく営業停止に…そこで少し歩いて探して入った店がアイリッシュパブだったのだけど、ここで食べたこのフィッシュ&チップスとGUINNESS(イギリスで有名な黒ビール)が忘れられない…

超おいしかった。「マジでイギリス料理ってマズイの??」ってくらいおいしかった。

f:id:toshitiru:20160316035131j:plain

ちなみに火事はまぁまぁでかくてテレビ局とかも来てたみたい。

ホステルに泊まれないかもということで心配してたのだけど、食べ終わって様子を見に行ったら入れた。

同じ理由で店にいた人(どこの国か忘れた)と知り合ったけど、自分の英語力のなさにまともに会話できなかったのを今でも覚えている…

f:id:toshitiru:20160316040114j:plain

奥が泊まるはずのホステルだけどさすがに近づけない…

f:id:toshitiru:20160316040213j:plain

一夜開けた朝

f:id:toshitiru:20160316040154j:plain

左の建物が泊まっていたホステル

その他の写真をパラパラと。

f:id:toshitiru:20160316044257j:plain

f:id:toshitiru:20160316044306j:plain

f:id:toshitiru:20160316044316j:plain

f:id:toshitiru:20160316044318j:plain

f:id:toshitiru:20160316044320j:plain

f:id:toshitiru:20160316044334j:plain

f:id:toshitiru:20160316044400j:plain

f:id:toshitiru:20160316044405j:plain

f:id:toshitiru:20160316044416j:plain

大学最初の目標達成と新たな幕開け

2年間の宅浪生活の末、晴れて国際系の学部に入学し最初に掲げた目標は「海外へ行くこと」

万全の準備をしたとは言えず、とりあえず行くことだけは決めて友人に会いに向かった3週間にわたるカナダの旅、その序章がモントリオールだった。後にケベックシティ、オタワ、トロントと回って、ナイアガラの滝も見たし、最後にはトロント市街を観光してかつて世界一だったCNタワーにも上った。

f:id:toshitiru:20160316044803j:plain

はじめての海外、はじめて訪れた観光都市、はじめてのぶっつけ英会話。

こうして2年前の自分を振り返ると、成長したなーとも思うし、まだまだだなーとも思う。芸術祭の時に一人でぶらついてたき火のとこで暖を取っていたら話しかけられたけど、仲良くなるほど話し込めなかった。

火事などハプニングに出くわしたり、GUINNESSの旨さを知ったりといろいろ思い出深い街で、いつかまたもう一度訪れたい。出来れば今度は紅葉が美しく気候もちょうどいい9月中旬から10月上旬あたりに。笑

この旅で「国際って名が付いているから国際的なわけじゃないよね。」と言われた言葉の意味を見出すのは少し先のこと。

また、大学に入学して最初の大きな目標を果たした僕は次なる目標へと進もうとするのだが、いろいろなことに巻き込まれるというか首を突っ込んでいくのであった…

その続きはまたどこかで気が向いたら。笑

では!

Recent Updates
2024.03.07
 日本は「外国人」が多く、もはや「移民国」とも呼べる。この記述を新書『「移民国家」としての日本──共生への展望』(宮島喬、2022年)で見かけた。一般的には逆のイメージがあるのではないだろうか。たと[…]

- - -

ZAKKI
2024.04.13
 自己紹介なり雑談なり、「このことについてこう考えています」「これがポイントだと思う」などと話をするタイミングがある。見ず知らずの相手が知っている文脈なり関心のある事柄なりが自己紹介レベルで把握でき[…]

- - -