Discourse Lab
読む、考える、あそぶ。

オンライン読書会「メタップ」を始めます──読めない時代の働くを考える

どうもー。青山俊之です。最近、本を読めていますか?

働いて疲れていると、なかなか読めないですよね。いろんなところで気を遣い、好きだったものにも気力が沸かないこと、あると思います。ぼくなんか趣味のゲームもそんな感じです。YouTubeで目に飛び込んでくる美味しそうなラーメンの数々に見惚れているうちに、ゲームのスイッチを押す気力すらなくなっていることもしばしば・・・

そんな思いから、オンライン読書会「メタップ」をひらきます。

読まなくてもいい読書会? メタップの無責任な使い方

えっ、どゆこと!? つながってなくない??

そう思うあなたの読みは、完全に正しいです。しかし、ぼくが言いたいことは別にあります。

この「ラーメン動画を見ているうちに、ゲームすらできなくなる気力のなさ」。これって実は、職場の人間関係や仕事の責任の中で、ぼくらが日々「ちゃんとやろう」というプレッシャーに飲み込まれ、エネルギーを限界まですり減らしている証拠なんじゃないかと思うんです。

ぼくは日本の自己責任論を10年研究してきた人間として言いたいことのは、日本人はとにかく責任感が強すぎる、という点です。その結果として、皮肉なことに「無責任な責任の発揮の仕方(とりあえず空気を読んで従う、自分を殺してタスクをこなす等)」をして、消耗しているケースが本当に多いんですよ。

だからこそ、いまのぼくらには「ベターな無責任」、あるいは「責任ある無責任」を身につける必要があるんじゃないか。ぼくは本気でそう思っています。

読書も同じです。「ちゃんと読まなきゃ」「理解しなきゃ」と思えば思うほど、逆に本は読めなくなります。だから、メタップはあえて無責任にやろうと思っています。

「責任ある無責任」ってなんだよ、というツッコミが飛んできそうですが、まさにその厄介な手の抜き方・生き方の手がかりを、今回の読書会で一緒に探ってみよう、というわけです。

  • 積読こそ自由です。買ったことすら忘れている本があってもいい。いつか読むかもしれない「知のアンテナ」が立っているだけで十分です。
  • 事前の読了は必須ではありません。読みかけや未読の方も歓迎します。
  • YouTubeライブで一緒に読む。基本的にぼくがリードして語り散らかします。コメントでリアルタイムに「あーでもない、こーでもない」と参加してもらう場です。

分からないことは分からないままに、好奇心、あるいはモヤモヤを持ち寄り、一緒に長くゆっくり考える場になればと思っています。

シーズン1「読めない時代の働くを考える」選定図書4冊

メタップは、シーズン制で回していく読書会です。2ヶ月間、月に隔週2回、45分の読書会をYouTubeライブで行います。

シーズン1のテーマは読めない時代の働くを考えるです。「働きながら読めない」と言われる現代社会のリアルを、話題の本、就活の歴史、教養の没落、大学論という4つの視点から立体的に読み解きます。

青山俊之のゆるす責任論|ことばと空気ゼミ

「ゆる責ゼミ」は、雑談・論壇・直談判を語り散らかし、ことばと空気の読み換える、青山のYouTubeチャンネルです。

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【7/10】第一夜:なぜ働いていると本が読めなくなるのか(三宅香帆)

現代の労働社会と「読めなさ」の正体をまずは素朴に問うところから始めます。

青山
青山

ベストセラーとなった通称『なぜはた』ですが、意外にこの問い自体には明確に答えきっているとは言い難い内容です。では、読めない本当の理由とはなんなのか。ぼく自身も明確な「答え」を持っているわけではありません。とはいえ、着目しているのが「教育」と「職場」のコミュニケーションゲームの違い(あるいは断絶)です。その心とは・・・? 詳細は下記のnote記事にて。


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【7/24】第二夜:日本の就活 新卒一括採用は「悪」なのか(常見陽平)

「働くこと」への入り口である就活の歴史から、私たちがどんなルールに縛られているのかを解剖します。この会では、特に大学と就活との関係についても考えたいと思っています。


【8/7】第三夜:教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化(竹内洋)

かつての知的エリートたちは何を読んでいたのか? 教養が没落した歴史から、知と労働の関係を見つめ直します。日本の「批評」のルーツ、あるいは今昔についても関心ある方、この会がおすすめです。


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【8/21】第四夜:大学論を組み替える 新たな議論のために(広田照幸)

これからの大学はどうあるべきか。著者が主張するのは、大学の実態や制度論のあれこれではなく、規範論です。大学論を通じて、社会人が学ぶ意味、あるいは大学の未来を考えたいと思います。


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こんな「読めない」あなたを待っています

  • 買ったきり積んでいる本への言い訳を探している人
  • 日々の仕事のモヤモヤを抱えつつ、言語化できずにいる人
  • SNSのファストな議論や「正論」に疲れ、少し立ち止まって考えたい人
  • 「正しいこと」だけでは組織や社会が変わらないことに気づき始めている人

まずはプレ読書会でお会いしましょう

本編の開始に先駆けて、メタップの空気をいち早く味わえる30分のプレ配信を実施します!

大人気チャンネル「ゆる言語学ラジオ」水野太貴さんの著書『会話の0.2秒を言語学する』です。青山が得意とする言語人類学やメディア論の視点から、話題のコンテンツの裏側を少しだけアカデミックに解剖します。「専門知をゆるく、本音で読みほどく」ちょっとガチな会に参加してみませんか?

プレ読書会:7月3日(金)20:00〜(30分を予定)


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▼ メタップ特設ページ全体スケジュールや各回の詳細は、こちらの特設ページからご覧いただけます。

無責任なお便りフォーム(ゆる責お便りフォーム)

みなさんが最近抱えている「読めなさ」や働くことのリアリティ、本への言い訳など、なんでも無責任に投げ込んでみてください。いただいたお便りは、ライブの中で一緒に考えるための補助線として使わせていただくかもしれません。

アンケート募集中ゆる責お便りフォーム【シーズン1:2026/07-09】|Googleフォーム

noteマガジン更新中!「読めない時代の読書準備室」もぜひ

7月のYouTubeライブ本編に向けた「シーズン0」として、6月は平日毎日noteを連載中です。日替わりのテーマで、シーズン1の土台になる問いを少しずつ置いていきます。ライブの前にぜひ覗いてみてください。

複雑さが増す厄介な時代を、一緒にゆるく、本音で考えませんか?

お便り、お待ちしています。ではでは!